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■ No.24 ■
航空自衛隊にGPS精密誘導弾導入
毎日新聞などによると防衛庁は8月22日、米国の全地球測位システム(GPS)を使った空対地の精密誘導爆弾(JDAM)を航空自衛隊に導入する方針を固めた。04年度予算の概算要求に購入費を盛り込む。JDAMは米空軍がイラク戦争などでピンポイント攻撃に使用して注目された。自衛隊初のピンポイント攻撃爆弾となるが、米側がGPSの使用を中止すれば使えなくなり、米国依存は高まるばかりだ。
関係者によると、空自が保有している500ポンド爆弾に米国開発のGPS誘導装置や翼を取り付けるなどしてJDAMに改修する。改修用の装置は一つ500万円前後の見通し。空自は次期支援戦闘機F2に搭載する方針。上空でパイロットが攻撃目標の位置情報を入力しJDAMを投下すると、その後はJDAMが米国の軍事用GPSで誘導されながら滑空、目標をピンポイントで爆撃する。
空自は現在、赤外線誘導の爆弾を保有しているが、正確に爆撃するには目標近くまで戦闘機の高度を下げて爆弾を投下しなければならず、パイロットの技量に頼る面も強かった。JDAM導入により、携行型の地対空ミサイルなどが届かない高度から爆弾を投下することが可能となり、パイロットの危険が軽減されるという。しかし、米国がGPSの電波を遮断すれば誘導不能となる。
空自の対地攻撃能力は強化されるが、空自は相手の地上レーダーを探知・妨害し破壊する能力を保有しておらず、長距離射程の地対空ミサイル基地を突破して攻撃するのは事実上、不可能だ。このため、防衛庁関係者は「既存の500ポンド爆弾を進化させるもので、JDAMによって国外の敵基地攻撃能力が持てるようになるわけではない」と説明している。
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