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■ No.10 ■
高度15Kから環境観測、成層滞空飛行船が完成
読売新聞などによると、高度15kの成層圏を漂い地球環境を監視する航空宇宙技術研究所の新型無人飛行船「成層圏滞空試験機」が完成し、茨城県日立市の同研究所日立港日立実験場で10日、報道陣に公開された。
同研究所は今夏に、試験機を高度15kまで上昇させ、耐久性や性能を確認、大気の採取や、温室効果ガスの二酸化炭素濃度を測定する試験を行う。観測機器を積んでの成層圏滞空飛行は世界でも初めてである。
純白の船体は全長46.4m、胴体の最大直径12mで、計測機器を除くと重量は300kg。風船のように、ヘリウムガスと空気で膨らませる構造で、表面には軽く丈夫な材質を使用している。空気が薄い成層圏で十分な浮力を得るため、超軽量・高強度の飛行船が開発された。
試験機の製作費は約6億円で、ロケットによる打ち上げ費用などを含めて数百億円かかる静止衛星などに比べて安価なのが特徴だ。
同研究所は今後、試験成果を踏まえ、高度20kにとどまり、通信・放送の中継基地や地球観測に利用できる全長250mの「成層圏プラットホーム飛行船」を開発する予定である。
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